日経平均PBR・PERとは?今の水準から読み解く相場のヒント【投資初心者向け】
「日本株が割安か割高か、どうやって判断すればいいの?」
そんなときに参考になるのが、日経平均のPBR(株価純資産倍率)とPER(株価収益率)という指標です。
この記事では、これらの指標が意味することや、現在の水準をもとにした投資判断のヒントをわかりやすく解説していきます。
1. 日経平均のPBRとは?
PBR(Price Book-value Ratio)=株価 ÷ 1株あたり純資産
- PBRは「企業の純資産(簿価)に対して株価がどれくらいの倍率か」を示す指標。
- 日経平均PBRは、構成銘柄225社のPBRを平均したもの。
- 一般的に、PBR1倍以下=株価が割安とされる。
✅PBRの目安
PBR水準 | 投資家の判断目安 |
---|---|
1倍未満 | 割安圏、見直し買いのチャンス |
1~2倍 | 適正水準 |
2倍以上 | 割高感が出ることも |
✅日経平均PBRをリアルタイムで見れるサイト
2. 日経平均のPERとは?
PER(Price Earnings Ratio)=株価 ÷ 1株あたり利益(EPS)
- PERは「企業が1年で稼ぐ利益に対して株価が何倍か」を示す。
- 日経平均PERも、構成銘柄のEPSと株価から算出される。
✅PERの目安
PER水準 | 投資家の判断目安 |
---|---|
10倍以下 | 割安(景気悪化の懸念があることも) |
13~15倍 | 日本株の平均的な水準 |
20倍以上 | 割高とされる場合あり(成長期待が高い時) |
✅日経平均PERをリアルタイムで見れるサイト
3. 現在の日経平均PBR・PER(※2025年4月時点)
- 日経平均PBR:約1.4倍
- 日経平均PER:約15倍前後
👉 これは「過去の平均水準と比べてほぼ中立的〜やや割高」と判断される水準です。
ただし、インフレ期待・賃上げ・円安などが株価を押し上げている要因もあるため、一概に「高すぎ」とは言えません。
4. PBR・PERをどう活用する?
- 個別銘柄の選定時にも役立つ:同業他社との比較に使える
- 相場全体の過熱感を測る目安になる:過去平均との比較がポイント
- 長期投資における押し目判断の材料にも
PBRとPERのまとめ
PBRとPERは、株式投資において基本かつ重要な評価指標です。
今後の相場動向を予測する上でも、日経平均の水準を定期的にチェックしておくことで、割高・割安の判断がしやすくなります。
日々のニュースを見るときも、これらの指標を意識すると投資判断のヒントが得られるかもしれません。