証券口座を開設しよう!

NISA、投資信託、株の基本を学んできたあなたは、いよいよ実戦の準備に突入!
今回は、株式投資という冒険を始めるための「冒険の登録=証券口座」の作成方法を、
ゲームの世界観でやさしく解説します!
🎒 証券口座ってなに?

冒険者がダンジョンに入るとき、“冒険者ギルド”で名前を登録して身分証をもらうように──
株式投資の世界でも、最初に必要なのが『証券口座』です。
この証券口座は、株や投資信託といった“資産アイテム”を売買・保管・管理するための『冒険登録証』。
銀行口座が“お金を預けておく袋”なら、証券口座は“資産運用というフィールドに入るためのIDカード”のようなもの。
この登録証があれば、株を買ったり、配当金や株主優待という報酬を受け取ったり、さらにはNISAという非課税バフ(特典)まで使えるようになります!
🧭 証券口座の種類(冒険スタイルに合わせて選ぼう!)

✅ 一般口座~すべて自分でやる、いわば「フルセルフサービス」の口座~
一般口座というのは、株式や投資信託などの売買で出た利益や損失、それに利子や配当など、すべての税務手続きを自分自身で行う口座です。たとえば、1年間でいくらもうかったのか、どのくらい損したのかなどを自分で計算し、その結果をもとに確定申告をしなければいけません。
例えば1月~12月に株を売って利益が出た場合、その利益に対して税金を払う必要があります。
その際には…
- 1年間の取引をまとめて自分で記録
- 損益を計算
- 必要な書類をそろえて確定申告
といった流れになります。まるで家計簿を細かくつけて、税務署に報告するような感じですね。
向いているのはこんな人
- 投資に慣れていて、自分で損益計算ができる
- 確定申告に抵抗がない
- 複数の証券口座を使い分けていて、自分でまとめて管理したい
ただし、投資に慣れていない方にとっては、ややハードルが高め。税金の仕組みも理解しないといけないので、「これから投資を始めようかな」という方には、少し難しく感じるかもしれません。
ちなみに、一定の条件(たとえば給与収入が一定以下など)を満たせば、利益が出ても確定申告が不要になる場合もあります。詳しくは税理士や税務署に相談すると安心ですよ。
- 手動で確定申告が必要。
- かなり“上級者向け”のプレイスタイル。
✅ 特定口座(源泉徴収あり/なし)
特定口座は、「もうちょっと手間を減らして投資したいな~」という方のための便利な仕組みです。
この口座では、証券会社が年間の損益をまとめて計算してくれるので、自分でいちいち計算する必要がありません。
さらに、「源泉徴収あり」のタイプを選べば、税金の支払いまで自動でやってくれるという、なんとも頼もしい口座なんです!
特定口座の2つのタイプ
- 源泉徴収あり
→ 証券会社が税金を引いて納めてくれる。基本的に確定申告は不要!
→ 「忙しくて時間がない」「確定申告はしたくない」という方におすすめ! - 源泉徴収なし
→ 損益計算は証券会社がしてくれるけど、確定申告は自分でやる必要あり。
→ 自分で申告することに抵抗がない方、他の収入と合わせて調整したい人向け。
こんな人にぴったり!
- 投資をこれから始める初心者さん
- 確定申告が初めて、または苦手
- 「自分でやるのは不安…」という方
特定口座(源泉徴収あり)を選ぶと、ほとんどのことを証券会社が代行してくれるので、気軽に投資デビューができます。「とりあえず少額から始めてみたい」という主婦の方にも人気のスタート方法です。
- 初心者は「源泉徴収あり」を選べばOK!
- 税金の計算も自動でしてくれる“お助け装備”。
✅ NISA口座(つみたてNISA・成長投資枠)
「NISA(ニーサ)ってよく聞くけど、何がそんなに良いの?」と感じている方も多いのではないでしょうか?NISAは、投資で得た利益に税金がかからないという、とってもお得な制度なんです。通常、株などで得た利益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座であれば、非課税で運用ができるんです!
NISA口座はとてもお得な制度ですが、1人につき1口座までというルールがあります。これは、たとえばA証券とB証券、両方で同時にNISAを使うといったことができないという意味です。
2024年からは制度が新しくなって、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」の2本立てに!これにより、より多くの人が使いやすくなり、将来の資産形成に役立てられるようになっています。
ここでは、それぞれのNISA口座について詳しく解説していきますね。
つみたて投資枠:コツコツ積み立てて、じっくり育てるタイプ
つみたてNISA(2024年以降は「つみたて投資枠」と呼ばれます)は、長期・積立・分散投資を目的とした制度で、主に投資初心者や、将来のためにコツコツお金を育てていきたい方にピッタリの制度です。
- 年間120万円まで投資できる(2024年から上限が拡大!)
- 対象は国が定めた「長期投資に向いた投資信託」のみ
- 非課税期間は無期限(以前は20年)
- 毎月一定額をコツコツ積み立てる仕組み
たとえば、毎月3万円を投資信託に積み立てていった場合、仮に5%で運用できれば、10年後には大きな資産に育つこともあります。しかもその利益に税金がかからないというのが、NISA最大の魅力です!
向いている人
- 初めて投資をする主婦の方
- 老後資金や教育費など、将来のためにコツコツ貯めたい人
- 価格の上下に一喜一憂せず、じっくり育てたい人
成長投資枠:しっかり運用、もっと積極的に増やしたい人向け
成長投資枠は、株式や投資信託などを自由に選んで投資できる枠です。つみたて枠よりも投資対象が幅広く、上手に使えばリターンも大きくなる可能性があります。
- 年間240万円まで投資できる
- 上場株式やETF(上場投資信託)、一部の投資信託などが対象
- 売却しても非課税枠が「復活」するから、運用の自由度が高い
- こちらも非課税期間は無期限
自分で銘柄を選んだり、市場の動きを見て調整したりすることも可能なので、少し慣れてきた投資家向きの枠です。
向いている人
- 株式投資にもチャレンジしてみたい方
- 自分の判断で売買したい方
- つみたてだけじゃ物足りないと感じてきた方
- 非課税というバリア効果付きの特別アイテム枠!
- 1人1口座まで。口座開設時に同時申し込みがおすすめ。
🛠 証券口座を作るステップ(冒険の準備クエスト)

- 証券会社を選ぶ(例:SBI証券、楽天証券、松井証券など)
- スマホ or パソコンで申し込む
- 本人確認書類を提出する(マイナンバーカード、運転免許証など)
- 数日後に口座開設完了の通知が届く
- ログイン&初期設定で準備完了!
📝 ポイント:NISA口座の申し込みを同時にしておくと後がラク!
🧙♂️ 証券会社ってどこを選べばいいの?
証券会社 | 特徴 | 向いてる人 |
---|---|---|
SBI証券 | 口座数No.1、手数料も安い | 迷ったらここ!万能型プレイヤー向け |
楽天証券 | 楽天ポイントが使える・貯まる | 楽天ユーザーとの相性抜群! |
松井証券 | 1日50万円まで売買無料 | 少額取引で始めたい人に◎ |
僕は、この3社に証券口座を持っています。
初めては、2020年に楽天証券でNISAを使って投資信託を購入。
2022年にはSBI証券で1株単位で株を購入。
2025年には、ツールを活用したく松井証券に申し込んでいます。
💡 よくある質問(初心者ギルドの相談室)

Q. 未成年でも証券口座は作れる?
A. 作れます!「ジュニアNISA」や「未成年口座」が用意されています。
Q. 複数の証券口座を持ってもいいの?
A. OK!ただし、NISA口座は1人1社のみなので注意!
Q. 口座維持費ってかかるの?
A. 基本的に無料。維持コストの心配はほぼ不要です。
🛡 まとめ:装備がそろえば、冒険が始まる!

- 証券口座は、株式投資という冒険を始めるための「装備袋」
- NISA口座や特定口座は初心者向けの“便利アイテム”
- 申し込みはスマホで簡単。迷ったらSBIか楽天証券がおすすめ!
準備が整ったら、いよいよ「はじめての株購入クエスト」へ! 次回は、実際に株を買う方法とその注意点を解説していきます!