【出光興産(5019)】株価は今後どうなる?2025年決算&株価分析!いま買うべき?徹底解説レポート
エネルギー業界の大手「出光興産(5019)」が2025年3月期決算を発表しました。原油・石炭の市況悪化の影響を受けつつも、依然として高配当&割安株として注目されています。本記事では、株初心者にもわかりやすく、出光興産の投資価値を分析していきます。
【基本情報】
- 企業名:出光興産株式会社
- 証券コード:5019
- 市場:東証プライム
- 業種:石油・石炭製品
- 主要事業:石油精製・販売、化学品、高機能材、再エネ、資源開発
最新株価情報(2025年6月)
- 株価:880.4円
- 時価総額:約1.13兆円
- PER:約22倍(利益減で上昇)
- PBR:0.65倍(割安)
- 配当利回り:約4.08%
- 次回決算発表:2025年8月予定
【定量分析】
分析項目 | コメント | スコア |
---|---|---|
成長性 | 減益幅が大きく、今期予想もさらに厳しい | ★☆☆☆☆ |
割安度 | PBR0.65倍は割安水準。ただし利益が続かないと割安とは言えない | ★★☆☆☆ |
安全性 | 財務改善継続。有利子負債削減が進む | ★★★★☆ |
【チャート分析】
項目 | コメント |
---|---|
短期(5日線) | 横ばい傾向 |
中期(25日線) | やや回復基調 |
長期(75日線) | 下降トレンド気味 |
RSI | 約59(中立) |
MACD | ゴールデンクロス示唆(やや強気) |
📈 チャート全体では「中立〜やや回復基調」。ただし長期では下降傾向。
【定性分析】
- ビジネスモデル:国内2位の石油精製・販売業者。化学品や再エネ分野にも進出中。
- 成長ドライバー:再エネ投資・高機能材拡大・海外販売強化。
- リスク要因:原油・石炭市況の変動、在庫評価損、脱炭素トレンドの逆風。
【過去の暴騰・暴落事例】
年月 | 変動 | 背景 |
---|---|---|
2023年5月〜2024年4月 | +80%急騰 | 原油市況回復・PBR対策 |
2024年8月 | ▲22.4%急落 | 在庫評価損・原油下落 |
2025年3月〜6月 | ▲24.4%急落 | 市況悪化・業績懸念 |
【長期投資ストーリー】
■ なぜ長期投資に向く?
- ブランド・供給力・キャッシュ創出力が強み
- 高配当&低PBRでバリュー株として魅力
- 財務改善と再エネ分野の育成が進行中
■ リスク要因
- 市況変動が激しく、利益変動も大きい
- ESG対応が遅れると市場評価低下の恐れ
■ 成長シナリオ表(2025〜2029年)
年 | イベント・成長材料 | 株価期待 |
---|---|---|
2025年 | 高機能材海外展開 | 中立〜回復 |
2026年 | 再エネ拡大・収益改善 | 安定 |
2027年 | ROE改善施策 | 成長期待 |
2028年 | M&A・新規事業投資 | 加速 |
2029年 | 非石油分野の定着 | 安定成長 |
【株価予想と投資判断】
- 現在株価:880円
- アナリスト平均目標株価:1,027円(+16%上昇余地)
- 理論レンジ:728円〜1,145円(PBRベース)
🚀 出光興産「冷却油(クーリングオイル)」戦略とは?脱炭素×省エネで描く未来
【結論:どんな人に向いている?】
✅ 買うべき人
- 安定した配当収入を求める人
- バリュー株投資を重視する人
- 原油市況の底入れに期待する中長期投資家
❌ 見送るべき人
- 短期的な急騰を狙う人
- 成長性やESG重視の投資家
- ボラティリティの高い銘柄を避けたい人
まとめ
出光興産は「割安×高配当×財務改善」が強み。一方、業績悪化とエネルギー市況の影響で株価は乱高下しています。中長期で再評価を狙うなら、押し目を狙って少しずつ買い増す戦略が有効です。