ソフトバンクグループ無担保社債「やる価値ある?」

2025年4月21日から販売される「ソフトバンクグループ株式会社第65回無担保社債(通称:ホークスボンド)」が話題になっています。

今回は、この社債が本当に「買う価値があるのか?」について、分かりやすく解説していきます。

ソフトバンクグループ第65回無担保社債の基本情報

まずは今回の社債の内容をざっくり表にまとめます。

項目内容
発行体ソフトバンクグループ株式会社(SBG)
名称第65回無担保社債(ホークスボンド)
発行期間2025年5月2日〜2030年5月2日(5年間)
利率年3.34%(税引後:2.661479%)
格付けA(JCR)
担保無担保(社債間限定同順位特約あり)
最低購入額100万円〜(100万円単位)
利払日毎年5月2日・11月2日(年2回)
特典「お父さん応援隊長 トラベルポーチ」プレゼント

実際にどれくらい儲かるのか?

● 結論

5年間で約13.3万円の利息がもらえます(税引後)。

● 理由

利率は**年3.34%(税引後 約2.66%)**なので、100万円を投資すると…

  • 年間の受取利息(税引後):約26,615円
  • 5年間の合計利息:約133,074円

● 具体シミュレーション

項目金額
投資元本100万円
年間利息(税引後)約26,615円
合計利息(5年)約133,074円
償還時の元本100万円
合計受取額約113万3,074円

● 再結論

国債や定期預金では得られない水準の利回りで、資金に余裕がある人には魅力的です。


ただし、気をつけたいリスク

● ソフトバンクグループの信用力に依存

  • 通信事業の「ソフトバンク株式会社」とは別法人です。
  • 投資ファンド(ビジョンファンド)を運用する「投資会社」が母体。
  • 投資先によっては業績が大きく左右されるため、倒産リスクもゼロではありません

● 無担保なので保護されない

  • 企業が倒産した場合、元本が戻らない可能性があります。
  • 「社債間限定同順位特約」はありますが、基本的に担保はなし

● 中途換金リスク

  • 市場金利が上昇した場合、社債価格は下がる可能性あり。
  • 満期前に売却すると、損する場合もあるので注意。

他社の社債と比較すると?

企業名年利(税引前)格付け期間特徴
ソフトバンクG3.34%A(JCR)5年高利回り、無担保、投資会社
トヨタファイナンス約0.5%AA+(R&I)5年超安定、利回り低め
日本政策投資銀行約0.2%AAA5年公的機関で安心、利回り極低
オリックス約1.0%A+5年バランス型。個人向け人気あり

「ソフトバンク=高リターン × 中リスク」、
「トヨタ=低リターン × 超低リスク」
というポジションです。

こんな人におすすめ!

✅ 向いてる人

  • 銀行預金より高利回りを求めている
  • 5年間資金を動かさずに保有できる
  • ソフトバンクグループのビジネスモデルに納得できる
  • 投資資金が100万円以上ある

❌ 向いてない人

  • 元本保証を重視する人
  • 少額(10万円以下)で投資したい人
  • ソフトバンクの事業構造に不安を感じる人

特典付き!ちょっとしたお楽しみも

ソフトバンクらしく、「お父さん応援隊長トラベルポーチ2点セット」がプレゼントされます(購入者全員・1名1点まで)。
正直、これが理由で買う人はいないかもですが…限定感はありますね。

まとめ:買うべきかどうか?

● 総合評価

項目評価
利回り★★★★★(非常に高い)
信用力★★★☆☆(やや不安定)
担保有無★★☆☆☆(無担保)
購入単位★★☆☆☆(100万円〜)
総合おすすめ度★★★★☆(条件付きでおすすめ)

● 最終結論

「余剰資金でチャレンジするには良い案件」
ですが、元本保証ではないことを忘れずに。
長期保有が前提になるため、しっかりとポートフォリオ分散をしたうえで検討するのがベストです。

僕自身はもっとかせぎたいので、社債の投資はしない予定です。

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